
ASD夫との生活で私が心の平穏を守るためにやめた3つのことをお伝えします。料理、会話、アイロンがけ…その理由と変化とは。
結婚してから、私は“いい妻”であることを目指してきました。料理に洗濯、アイロンがけ……。でも、頑張っても頑張っても、心が報われない日々が続きました。
その理由の一つが、ASD(自閉スペクトラム症)傾向のある夫との関わり方です。やってあげたことに感謝の言葉はなく、感情のやりとりもない。ただ毎日が淡々と流れていく生活。
そんな日々の中で、私は少しずつ自分の心を守るために「やめる」という選択をするようになりました。
今回は、私がASD夫との生活の中で心の平穏を保つためにやめた3つのことをご紹介します。同じような境遇の方の参考になれば嬉しいです。
① ご飯・お弁当を作るのをやめた
毎日、夫のためにご飯やお弁当を作っていましたが、感謝の言葉は一度もなく、「作ってもらって当たり前」という態度が続いていました。
外食に行っても、料理の感想もなく、黙々と食べるだけ。そんな姿を見て、私の中で「もう作る意味あるのかな?」という気持ちが芽生え始めました。
そして、思い切ってご飯とお弁当を作るのをやめました。
デメリットとしては、夫がコンビニなどで食事を済ませるため、少し食費が上がった点です。でも、「今日の夕飯何にしよう」と悩まなくて済むようになり、精神的にはかなり楽になりました。
② 直接の会話をやめた
夫と会話をしようとすると、ほぼ必ず口論になります。伝えたいことが伝わらない、何気ない一言が相手を逆なでする……そんな繰り返しでした。
そこで私は、直接会話するのをやめました。
現在は、子どもを介した伝言や、LINEでの必要最低限のやりとりに切り替えています。伝えないと自分に不利益がある内容だけ、淡々とLINEで伝える。それだけです。
この方法にしてから、口論が激減し、心がとても静かになりました。
③ ワイシャツのアイロンがけをやめた
以前は、毎日夫のワイシャツにアイロンをかけていました。「ピシッとしたシャツを着てもらいたい」という思いからの行動でした。
でも、ここでもやはり感謝の言葉は一切なく、「やってもらって当然」という態度。そこで、くしゃくしゃのままタンスに入れることにしました。
驚いたことに、夫はそれを全く気にしていません。むしろ、「なんで今まで一生懸命やっていたんだろう?」と、自分の中で力が抜けました。
今では、洗濯物も畳まずに本人に任せるようにしています。
やめたことで得られた「心の平穏」
ご飯を作ることも、直接の会話も、アイロンがけも——。
やめてみて気づいたのは、「私はずっと無理をしていたんだ」ということ。
夫は何も気づかず、何も変わっていません。けれど、私の心は確実に軽くなりました。
誰かに尽くしても、感謝もされず、対話も成立せず、気力だけが削られていくような毎日。そんな生活に「やめる」という選択肢があってもいいのだと思います。
同じように悩んでいる方がいたら、「がんばらない選択」もあることを知っていただけたら嬉しいです。
もし、家の中での孤独感や疲れに押しつぶされそうになっていたら、 誰かに話を聞いてもらうだけでも心が軽くなるかもしれません。
そんな時は、顔を出さずに安心して相談できるカウンセリングを活用してみるのも一つの手です。
👉 国内最大級のオンラインカウンセリングサービス【Kimochi】はこちら
コメント