ASD(自閉症スペクトラム)夫との生活で私がやめたこと。しんどい毎日から自分を守るために【第11話】

アミケ

ASD(自閉症スペクトラム)夫との生活で、私が自分を守るためにやめたことをまとめました。頑張り続けて疲れている方に、少しでも「やめてもいいんだ」と思ってもらえたら嬉しいです。

私の夫には、ASD(自閉症スペクトラム)の特性があります。

結婚してから、私は“いい妻”であろうとしてきました。料理、洗濯、アイロンがけ、会話の努力。家族としてうまくやっていくために、できることは頑張ってきたつもりです。

でも、頑張っても頑張っても、心が報われない日々が続きました。

やってあげたことに感謝の言葉はない。気持ちを話しても伝わらない。こちらが疲れていても、夫はいつも通りに過ごしている。

そんな毎日の中で、私は少しずつ「夫を変えようとすること」をやめていきました。

この記事では、ASD夫との生活の中で私がやめたこと、やめて少し楽になったこと、同じように悩む方に伝えたいことをまとめます。

目次

ASD(自閉症スペクトラム)夫との生活がしんどくなった理由

私が一番つらかったのは、家事そのものではありません。

つらかったのは、頑張っても気持ちが返ってこないことでした。

ご飯を作っても、感想も感謝もない。話し合おうとしても、会話がかみ合わない。お願いしたことが伝わらず、最後にはこちらだけが疲れてしまう。

最初は「もっと分かりやすく言えば伝わるかもしれない」と思っていました。でも、何度説明しても同じことが起きるうちに、私の心のほうが先に限界に近づいていきました。

私の夫に見られたASDの特性

もちろん、ASD(自閉症スペクトラム)の特性は人によって違います。ここで書くのは、あくまでわが家で感じた夫の傾向です。

特性わが家で起きたこと
察するのが苦手私が困っていても気づきにくい
共感が伝わりにくいつらさを話しても反応が薄い
自分のペースを優先しやすい家族の都合より自分の予定を優先しがち
言葉の受け取り方が違う普通の会話が口論になりやすい

このようなズレが毎日積み重なると、こちらは「分かってもらえない」「一緒に暮らしているのに孤独」と感じやすくなります。

私がやめたこと

私がやめたのは、夫を責めるためではありません。

自分の心を守るために、続けるほど苦しくなることを少しずつ手放していきました。

ご飯・お弁当を作るのをやめた

以前は、毎日夫のためにご飯やお弁当を作っていました。

でも、感謝の言葉はほとんどなく、「作ってもらって当たり前」という空気が続いていました。

外食に行っても、料理の感想はなく、黙々と食べるだけ。そんな姿を見ているうちに、私の中で「もう作る意味はあるのかな」と感じるようになりました。

そこで、思い切って夫のご飯とお弁当を作るのをやめました。

夫がコンビニなどで食事を済ませるため、食費は少し上がりました。それでも、「今日の夕飯をどうしよう」と悩む時間が減り、精神的にはかなり楽になりました。

直接の会話で分かり合おうとすることをやめた

夫と直接話そうとすると、ほぼ必ず口論になっていました。

伝えたいことが伝わらない。何気ない一言が違う意味で受け取られる。こちらは説明しているつもりなのに、最後には責め合いのようになってしまう。

そこで私は、直接の会話で分かり合おうとすることをやめました。

今は、必要最低限のことだけをLINEで淡々と伝えています。感情を分かってもらおうとするより、「伝えるべきことだけを伝える」形に変えました。

この方法にしてから、口論がかなり減り、心が静かになりました。

ワイシャツのアイロンがけをやめた

以前は、夫のワイシャツに毎日アイロンをかけていました。

「きちんとした服で出かけてほしい」という思いからでしたが、ここでも感謝の言葉はありませんでした。

ある時から、私はアイロンがけをやめました。洗濯物も、必要以上に整えず、本人に任せるようにしました。

驚いたことに、夫はあまり気にしていませんでした。

その時、「私は夫のためというより、自分の中の“ちゃんとしなければ”に苦しんでいたのかもしれない」と気づきました。

普通の夫婦像にこだわることをやめた

一番大きかったのは、「普通の夫婦ならこうするはず」という期待を手放したことです。

普通なら感謝してくれるはず。普通なら話し合えるはず。普通なら家族のことを一緒に考えてくれるはず。

その「普通」と比べるたびに、私は苦しくなっていました。

だから少しずつ、理想の夫婦像に近づけようとすることをやめました。今の現実の中で、自分が壊れない距離を探すようにしました。

やめたことで少し楽になったこと

やめてみて気づいたのは、「私はずっと無理をしていたんだ」ということでした。

  • 夕飯のことで悩む時間が減った
  • 口論になる回数が減った
  • 夫の反応に一喜一憂しにくくなった
  • 自分の心の疲れに気づけるようになった

夫は大きく変わっていません。

でも、私の心は少し軽くなりました。

相手を変えようとし続けるより、自分が苦しくなる行動を減らす。そのほうが、今の私には必要でした。

同じように悩んでいる方へ

もし今、ASD夫との生活がしんどいと感じているなら、あなたが弱いわけではないと思います。

分かってもらえない日々が続くと、心は少しずつ削られていきます。

全部を頑張り続けなくてもいい。察してもらうこと、分かってもらうこと、普通の夫婦に近づけようとすることを、少し手放してもいいのだと思います。

やめることは、投げ出すことではありません。

自分の心を守るための選択です。

もし家の中での孤独感や疲れに押しつぶされそうになっていたら、誰かに話を聞いてもらうだけでも心が軽くなるかもしれません。

顔を出さずに相談できるオンラインカウンセリングを活用するのも、一つの方法です。

もしかしてカサンドラかも?と思う人はこちらに相談するのはどうでしょうか?【Kimochi】

まとめ

ASD(自閉症スペクトラム)夫との生活で、私がやめたことは次の4つです。

  • 夫のご飯やお弁当を無理に作ること
  • 直接の会話で分かり合おうとすること
  • ワイシャツのアイロンがけを頑張ること
  • 普通の夫婦像にこだわること

やめたからといって、すべてが解決したわけではありません。

それでも、私の心は少し守られるようになりました。

同じように悩んでいる方にとって、「頑張る」以外の選択肢を考えるきっかけになれば嬉しいです。

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この記事を書いた人

こんにちは。
結婚10年以上経ってから、はじめて夫がASDということを知りました。
同じようなモヤモヤを持っている人に共感していただける体験を綴りたいと思っています。

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