子どもたちの「雪で遊びたい」「スケートしてみたい」という希望を叶えたくて、家族で冬のレジャー施設へ行くことにしました。
でもその1日は、楽しい家族旅行というより、私の心が少しずつ壊れていく感覚をはっきり覚えた日でもありました。
準備も、子どもの対応も、現地での判断も、気づけば全部私ばかり。
夫は一緒に来ているのに、頼れない。
この記事では、ASD傾向のある夫との家族旅行で私が限界を感じた体験と、そのとき気づいたことを書いています。
家族旅行は二度と無理かもしれない。そう思った冬の日のエピソードです。
ASD夫との家族旅行で疲れた理由
数年前の冬、長男は年中さん、下の双子は3歳でした。
家族5人で、スケートと雪遊びが楽しめる施設へ行くことにしました。
子どもたちはとても楽しみにしていました。
でも、行く前からすでにワンオペ感は満載でした。
- 施設の予約をする
- 子どもたちの着替えを準備する
- リュックの中身を確認する
- 当日の流れを考える
こうした準備は、すべて私の担当でした。
寒いけれど晴れた日。しかも3連休だったので、現地はかなり混雑していました。
テンションが上がる子どもたちと、頼りにならない夫。
この時点で、私はすでに嫌な予感がしていました。
スケート靴を履かせるのも母ひとり
いざスケートを始める時間になりました。
スケート靴を借りた子どもたちは、「早く滑りたい」と大騒ぎ。
でも、まだ自分で靴紐を結べる年齢ではありません。
3人がそれぞれ「先にやって」と言い、私は腰をかがめて必死に対応していました。
そのとき、ふと横を見ると、夫はただ立っていました。
無表情で、動かない。
私が「手伝ってくれないの?」と聞くと、返ってきた言葉はこれでした。
頼まれてないから
その瞬間、心がすっと冷えていきました。
目の前で3人の子どもに囲まれて困っている私を、ただ見ているだけの人。
私は心の中で、はっきり思いました。
この人、、、頼れない…。
子どもたちも夫には期待していなかった
子どもたちは、私には「ママ早く」と言ってきます。
でも、夫には何も言いません。
不思議に思って、「なんでパパには言わないの?」と聞くと、子どもはこう言いました。



だってママがいいから!
うれしいような、悲しいような気持ちでした。
でもそれは、子どもたちが最初から夫に期待していないということでもありました。
頼んでも動いてくれない。困っていても気づいてくれない。
子どもたちも、どこかでそれを察していたのかもしれません。
雪遊びでも夫は遠くから見ているだけ
夫は「スケートは滑れない」と言って、リンクには上がりませんでした。
それなら、せめてベンチで子どもたちを見ていてくれるのかと思いました。
でも、それもありません。
夫は館内をふらふらしていました。
その後、雪遊びエリアへ移動しました。
子どもたちは大喜びで雪だるまを作ったり、雪に触ったりしていました。
でも夫は、「濡れるから」と言って、遠くから見ているだけ。
もう、言葉が出ませんでした。
今振り返るとASDの特性に見えたこと
後からわかったことですが、夫にはASDの傾向があります。
この日の行動も、今振り返ると「性格が悪い」というだけではなく、特性として見える部分がありました。
- 指示されないと動けない
- 相手が困っている状況を読み取れない
- その場に応じて柔軟に動くことが苦手
- 濡れる、寒いなどの感覚的な不快感を強く避ける
- 家族の中で自分が何を担うべきか想像しにくい
もちろん、ASDだから何をしても仕方ない、ということではありません。
ただ、私が何度も感じていた「どうして普通に手伝ってくれないの?」という違和感には、こうした背景があったのかもしれないと思いました。
更衣室でも最後までワンオペだった
帰る前、長男を男子更衣室で着替えさせてほしいと夫に頼みたかったです。
でも、言えばきっと「わからない」「頼まれてない」と返ってくる気がしました。
結局、私が3人全員分の着替えを見ました。
最後までワンオペでした。
帰り道の電車でも、会話はありません。
私はぐったりして、イライラして、でも泣きたい気持ちでもありました。
私だけがおかしいのか。
夫が異常なのか。
それとも、私が敏感すぎるだけなのか。
もう何が普通なのか分からなくなり、心がぎしぎしと軋んでいました。
「男の人ってそんなもの」で片づけないでほしい
この話を義母や実母にしても、返ってくるのはよくある言葉でした。



男の人ってそんなものよ。
でも、私はその言葉に強い違和感がありました。
弟も、父も、必要な場面ではちゃんと動いていました。
だから「男の人だから」で片づけないでほしい。
これは性別の問題ではなく、夫の特性や、家族の中での役割意識の問題なのだと思いました。
この人とは旅行に行けないと思った
この日、私は心の中で決めました。
- 準備をしない
- 子どもと関わらない
- 困っている私を見ても動かない
- 会話もしない
この人は、ただ旅行についてきただけなのだと感じました。
もう無理。
この人とは、旅行に行けない。
そう固く心に決めた冬の日でした。
同じように悩んでいる方へ
「なんで分かってくれないの?」
「自分ばかりが頑張っている」
そう感じる日が続くと、心は少しずつ削られていきます。
もしかしてカサンドラかも?と思う人はこちらに相談するのはどうでしょうか?
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誰かに話すことで、心が少し軽くなることもあります。
また、ASD夫との生活が限界だと感じたときに相談できる場所は、こちらの記事にもまとめています。
まとめ
家族旅行は、本来なら子どもたちとの思い出を作る時間です。
でも、夫に頼れないまま母親だけがすべてを背負う旅行は、楽しいものではありませんでした。
この日の出来事は、私が「夫には頼れない」とはっきり自覚したきっかけのひとつです。
無理に普通の家族旅行を目指さなくてもいい。
自分の心が壊れない形を選ぶことも、大切なのだと思います。
こちらの記事もあわせてどうぞ
▶ 第18話:ASD夫との家族旅行がつらい…別行動で乗り越えた我が家の工夫










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